人との距離感

先日 古本を選んでいたら

推定70代女性が

棚の一番上にある本を取ろうと

底に車輪がついたステップ台を持ってきた

台に上ったはよいがフラフラして

直立できずにいたので

「取りましょうか?」と声をかけた

ご婦人は「え!?」と大きな声を出された

もしかしたら単に聞き取れなかったのかもしれないけど

声を掛けられたことに驚いたようにも思えた

 

困っている人がいたら積極的に助けたい方なのだけど

声をかけると驚かれることがあるので躊躇してしまう

この世の中 他人との距離感は大切である

距離のはかり方がうまい人は好感をもたれ

そこを見誤る人は逆である

わたしはどちらかというと後者である

(いや もしかしたら完全に後者か?)

おまけに韓国に行って

異なる距離感を体感してしまったため

(あちらは過干渉の国だから)

正解がどこかわからなくなってしまった

 

先ほどの本屋のような場面

韓国であれば間違いなく

「ちょっと あの本取って」と

ご婦人が声をかけてくる

真横にいなくて 5メートル離れてても

つかつかと歩み寄って来るに違いない

わたしも これが正解だと思う

 

知らない人とのコミュニケーション

もっとあってもよいと思う

 声をかけづらい世の中は何だかさみしい