要精査 病院ってところはさ

健康診断で久しぶりに女性系の検査を受けた

今の会社に入社して3年目

過去2回はなかったの なぜ??

 

そして予期していた通り

乳がん検査で「要精査」判定

そんな気してた

 

はじめて乳がん検査を受けたのは

30代前半

要精査となり近所の病院で再検査を受けた

その際 念のため細胞の検査もしましょうと言われ

乳房に注射を打たれた

数日後 病院から着信があったので折り返すも

先生が電話口に出てこれないということだった

時間を置いて再度電話したところ

「さっき留守電に入れましたよ」とのこと

看護師が読み上げた番号は微妙にわたしのとは違い

どうやら どこかの誰かの留守電に

わたしの検査結果が吹き込まれたようだった

ぞっとしながら結果を尋ねると

「大丈夫だったと言ってましたよ」と

間接話法で返答された 他人事感が半端ない

せめて「大丈夫だと言ってましたのでご安心を」

くらいにしてほしかった

 

2回目の乳がん検診はその5年後くらい

これは自主的に受けたものだった

そしてまたもや「要精査」

今回はネットで探した乳腺外来へ行った

途中 地下鉄車内で友人の元カレに出会い

そいつが 人生で数少ない 嫌いな人間のひとりだったので

何て日だ!ヤな予感しかないやないか!

という心境であった

 

その病院はとても洒落た院内で

患者は番号で呼ばれるのであった

マンモグラフィにエコー MRIまで取った

何だか大掛かりなのでビビッていると

念のため後日 細胞の検査もするという

細胞の検査=乳房に注射と思っていたわたしは

軽い気持ちで出勤前に予約を入れた

が実際は「麻酔しますね~」と言われ

ぶっ刺され 押し込まれ (詳細自粛)

最後は分厚いガーゼに包帯をさらしのように巻かれて

帰ることになった

正確には家に帰れず出勤したのであるが

された行為にメンタルが結構やられた

20代巻き髪美女医が「フンっフンっ」と唸ってたもんな

1週間後 検査結果は担当していた美女医ではなく

声のやたらデカいオッサン医院長から告げられた

「まー大丈夫やと思ってたんやけど

やっぱり大丈夫やったわー」

検査であってもどういうことをするのか

事前に説明すべきだし

念のための検査であるならそうであると

はじめから伝えておくべきではないか 

大きな安心とともに

どうしようもない怒りが込み上げてきたことは

忘れもしない