本格的な飲み会

今の会社に入社して1年以上が経ち

この会社の本格的な飲み会というものに

とうとう参加した

 

イタリアから研修生が来ていたのだけど

彼が帰国するということで送別会が行われた

彼が所属していた部署は男所帯

20人近い男性と女性3人の飲み会であった

 

普段から声が大きい彼らが

お酒を飲むとさらに大声になり

店中がわんやわんや

ひたすら気を遣い続ける人(新入社員)

下ネタを連発する人(年寄り衆といっても30代)

2杯飲んで顔が赤黒い人(こういう人ひとりはいるよね)

自分が食べたいものを注文しひとり食べる人

(今時の若者)

奥さんがはじめての女性だと

なれそめを教えてくれる人

(その奥さんはわたしの上司!)

あまり飲めなくて肩身が狭いので

隅っこでくっついてる人たち

(なぜにあのようにベッタリしているのか)

わたしは酔っ払いから

「〇〇さんてヘンタイでしょ?」と何度も質問された

(何と答えるのが正解だったのかしら)

(SUGAR MANの歌詞が頭をぐるぐるしたよ)

みんな自由だな

オモロイ

ここ数年でいちばん笑ったかも

 

これで終わりと思いきや

その部署のナンバー3が俺の家に来いという

イタリア人に日本の家を見せたいという

時間は深夜1時半…

 

収拾がつかないため(収拾をつけるため?)

しぶしぶゾロゾロと 家にお邪魔したところ

すっぴんでくつろいだ様子の奥さんがいらした

うつむきがちに部屋を出ていく奥さん

イタリア人は居たたまれない!という顔をしていた

でも招待した家の主人は相当出来上がっており

ワイングラスを出し(でも飲むのはビール)

ズボンを脱ぎ ご機嫌におしゃべり

部屋にはピンクと薄紫のランドセル

そして紙オムツ

何をしているのだ この人(家主)は?

 

15分ほどすると

急に家主がすすーと部屋から出て行った

トイレかな と思っていたら

中堅クラスのひとりが

はい 終了でーす

グラスを洗い ゴミを片付けて 静かに帰る

それがルールでーすと慣れた様子で言う

泥酔した先輩を送るついでに家に上がり

お酒につきあい 寝に行ったら黙って帰る

これは恒例の行事なんだなと悟る 

 

来週は社長を交えた歓送迎会がある

とうとう本当の飲み会に参加することになるかもしれない

酒豪の社長により

テキーラショットがずらりと並べられるという

(わたしには)伝説の飲み会‥