やってあげたい精神

今更ながらオリンピックの話

いちばん印象に残っている

小平選手と李選手の話

常勝の李選手に勝って金メダルを獲得した小平選手が

負けた李選手に寄り添い言葉を掛けたことが話題になっていた

試合後の記者会見での

ふたりのやり取りがとてもよくて

スポーツっていいなと

そこから遠い世界にいるわたしは思った

 

会見で小平選手が以前韓国に滞在した時に

言葉ができず不便だろうからと

李選手が空港までタクシーを手配してくれた

といったエピソードを話していた

実はこれはそれほど特別な行為ではない

友達や知り合いが不慣れで言葉もできなければ

自分で送っていく

自分で送ることができなければ兄弟や友達を駆り出す

どちらもムリであればタクシーを手配する

くらいはする人たちである

ソウル市内から空港まで2000円くらいなので

金銭的負担はそれほどではないものの

やはり 何かやってあげたい精神が強いと思う

 

相手がどう思うか先に考える日本人と違い

まず提案や行動して調整していく彼らのスタイルは

想いが伝わりやすい

そういうのを久々に

オリンピックのおかげで思い出した

 

あと李選手が小平選手をマオと呼ぶときの発音と抑揚が

韓国人のもので

それがとても懐かしかったのだけど

これに共感できる人はほとんどいないよな